腹式呼吸の方法(胸式呼吸との違い)と健康上の効果

腹式呼吸法(ふくしきこきゅうほう)とは、肋骨を大きく広げて息を吸う普通の深呼吸とは異なり(これは胸式呼吸(きょうしきこきゅう)と呼ばれる)、胸郭をなるべく動かさず、腰や背筋の動きによって横隔膜を動かして呼吸する方法である。

呼吸をするには肋骨を開いて拡げる方法と横隔膜を収縮させる方法があるが、横隔膜を大きく動かす腹式呼吸は腹筋をはじめとする全身の筋肉の弛緩を促し、また内臓への刺激にもなるため、いろいろな健康上の効果があるといわれている。

腹式呼吸の健康上の効果は、次のようなものがあるといわれている。

●腹式呼吸による大きな呼吸は、呼吸中枢である延髄に刺激を与えることにより睡眠を促す効果があり、不眠解消に繋がる。

●腹式呼吸による呼吸は血行を促進し、それによって内臓の働きが活発になるため健康が増進され、肌の艶などがよくなり美容にも効果がある。

●腹式呼吸は副交感神経の働きを刺激し、交感神経と副交感神経のバランスがよくなることでその効果として体調がよくなる。

●腹式呼吸をすると心拍数が減り、血管拡張効果があるため、血圧低下の効果がある。

●腹式呼吸をすることで、血管中に中性脂肪が沈着して動脈硬化を起こしたり、動脈瘤ができるのを防ぐことができる。